kSaNa 16th Anniversary“kSaNa always touch your divinity.”-Sophie

By Sophie

目の前のみなさまの神性へ。16周年ありがとうございます。
「神性」という言葉に触れたのは、十数年前クシャナで行ったインドで開催されたヨガ指導者養成コースでのことでした。
ナマスカーラムドラ(合掌)の親指付け根を鼻先に置く所作は、「わたしはあなたの神性を見ています」と意味だと。
その時から、クラス終わりのご挨拶ではわたしはその合掌をするようになりました。
目の前にいらっしゃる皆さまの神性を感じること。それを意識するようになりました。
その時はかなり形から入ったものではありましたが、その時から神性とはなんだろうか。
私たち皆それぞれにある神性とは。と考えるということ自体に出会いました。
これにまだわたし自身、明確な答えを見つけたわけではありません。
それでも、日々の出来事を神に感謝するように、大きなものの温かさ、愛を感じることに似ているのかなと感じています。
「感謝」と「愛」の性質は似ていて、それを感じ、触れることで、ネガティブな闇から、ポジティブな光に照らされること。

ヴィシュヌ神は、維持神として有名。
クラスの前後に唱える、マントラ「AUN」でいうと、「U」のマントラの音の中で一番長い響きで表されています。
維持には絶え間ない力、安定、均衡、揺るがない意志が必要です。
そして、保つゆえに、進む力を持つことができるように感じます。
保つことは惰性では続かない。
保つ、維持する力、意志によって私たちは進む力をもてるのではないか、
クラスへお越しになるみなさまの、どんな日でもどんな時でも変わらず「クシャナでヨガをする」という揺るがないものを見させていただいています。
「ヨガをしにきてよかった」
「ヨガのおかげで1週間がんばれるんです」
「体が楽になりました」
「こころを見つめられるようになりました」

その皆様自身の揺らがない継続という意志が、体、心、人生を進めていく力になっていること。
わたしたちはありがたいことに、みなさまのそう言った強さに、たくさん触れさせていただいています。

ヴィシュヌとは「遍く満たす」という意味を持つそう。満たされるもの、それは「愛」。
あまねくとは、残ることなく広がっていくこと。普遍的なもの。
どこにでも、どんなに屈折しても、歪んでいたとしても。愛は広く、隔たりなく、どんな所でも、流れ込み、包み込んでくれるということ。
なんて、素敵なのでしょうか。
わたしたちは、不安、拒絶、疑い、迷い、怒り、もちろん、喜びや楽しみも持つ。
いい時は、自分のおかげ、1人で何事もできそう、わたしは無敵!と自分1人で生きてきたように思ったり、
悪い時は、誰かのせい、社会が悪いと、周りに責任を押し付けてしまうことがあるかもしれません。あるいは自責の念に駆られる日も。

そんな時、ヴィシュヌ神が自分の中から目覚め、愛があなたを「遍く満たす」。
目の前の方やもの、自分自身にそれを感じてみる。
どんな人にも、心にも、あまねく満たす、あなたへの感謝、愛。
普遍的な絶え間ない温かな愛を、みなさまから感じ、いただいています。
これからも、みなさまの維持する力を一緒に支え、歩ませていただけたら幸いです。

“kSaNa always touch your divinity.”
「クシャナは常に、あなたの神性に触れています」
お客様は神様です。

ヨガインストラクター
吉見ソフィー(Sophie)

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