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ヨガクラス探訪【Pranayama-プラーナヤーマ-】Sophie先生
今回はSophie先生にたまプラーザ校で担当いただいています「Pranayama」のクラスについて聞いてきました。
>「Pranayama」のクラスですがどのようなクラスですか。
プラーナヤーマは呼吸法のクラスです。プラーナは“生命エネルギー”、ヤーマは“コントロール・拡張”という意味になります。ヨガでは呼吸を生命エネルギーと考えていて、呼吸をコントロール・拡張していくことを目的としたクラスになっています。
普段の生活の中で私たちはいろんな呼吸をしています。急いでいるときの呼吸もあればゆったりとくつろいでいるときの呼吸もあります。ただ普段の生活の中で自分の呼吸を意識することは、あまりないかと思います。無意識に呼吸をしているなかで呼吸も体と同様に自然に癖がついてしまい、知らない間に苦しさを生んでいてしまっていることも多いのです。
そのような無意識に行っている呼吸をコントロール・拡張していくためのクラスになっています。
>90分と通常よりも長いクラスの中では具体的にどのようなことをやっていくのでしょうか。
呼吸をコントロールすることが目的になりますが、そのためにまずはご自身の呼吸を知るところから始めています。そのためにクラスのはじめは通常シャバーサナ(仰向けで寝た状態)からはじめていきます。リラックスできていないと呼吸の流れや体の内側の変化にも気がつくことができないので、体の芯からゆるめて全身で呼吸を感じるところから始めていきます。呼吸が今のご自身の体や心の状態を教えてくれます。まずご自身の呼吸の癖を知ることを大切にしています。
シャバーサナの後は呼吸法のベースである腹式呼吸を行っていくことが多いです。そこから通常はその日のテーマなどにあわせて呼吸法を2・3種類は行っています。呼吸法は方法も仕方もいろいろあります。吸う吐くだけではなくて、呼吸をしない時間もあればカウントを刻んだり、呼吸の幅もたくさんあるということを知っていただくことも大切にしています。
アーサナで股関節や身体奥を広げることができるように、呼吸にもいろんな種類や状態があることを知ってもらい習得していただけるようにしています。
アーサナ(ポーズ)をとったりすることはほとんどせず、呼吸という繊細なものを扱っていくので人数も通常のクラスより少人数で丁寧に教えていくようにしています。
>このような方にぜひといったメッセージをお願いします。
呼吸は無意識に行っているものなので、日常では、自分の呼吸の癖などによって息苦しさや焦りなどが生まれていることに気がつくことは少ないのでは?と思います。呼吸は実は、アーサナよりも体の内側の内臓や心臓や肺などにもダイレクトに影響を与えてくれます。苦しい呼吸をしていたら、その分の負担も身体へ。コントロールされ拡張されている呼吸をしていたら、その分、心地のいい影響も身体へ届けてくれます。
普段、息苦しさを感じていらっしゃる方は当然おすすめですが、生活の中で呼吸を感じることがなかったり、今まであまり気にしたことがなかった方にはぜひ一度ご参加いただきたいです。ご自身の呼吸を知って、呼吸法による変化など感じて、ご自身の呼吸、ご自身そのものに、興味を持っていただけると嬉しいです。