Shoji. 【南インド3】 暮らしの欠片を拾い集める

By Shoji
暮らしの欠片を拾い集める

朝、ホテルを出て、カニャークマリ(コモリン岬)へ行く。

ギリシャ、ローマ史書には「聖なるコモリ」と記され、
聖地としての歴史は古い。-地球の歩き方より-

カニャークマリの旅はこちらをどうぞ。
⇒Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.11 聖地カニャークマリ

まずはタクシーを探す。
ホテルのすぐ脇には、人がすれ違うのがやっとの狭い小道。
この道を進めば適当にタクシーを拾えるはず。
裏道に入るといつものビーチ側とはまったく違い、
観光客をつかまえて何かを売りつけようなんてことはない。
ただただゆったりとした時間が流れている。
ふだんと変わらない日常がそこにはあるはず。
カニャークマリへの道中、
少しだけ暮らしの欠片をを拾い集めた。


ヤシの木に囲まれた小道生活用水が流れている


井戸での水汲み


ヤシの木を縫うように建てられた家々


野良犬は日常茶飯事


鳴り響くクラクション 突き進む車を上手にかわす人々


Dhoti(ドーティー)やLungi(ルンギー)が服装の定番


でっかいバスもおかまいなしに割り込んでくる


トラックの荷台に何でも上手に積み込む


南インド料理 ミールス おいしい!


いたるところにある光景


野菜市場はかなりの活気


みんなの洗濯場


いたるところに屋台と買い物客


人、物、バイク、車・・・空気が揺れる


祭りの小太鼓と人だかり


祭りの灯りと人だかり

僕たちがホテルに着いたのは夜だった。
今日1日、確かにそこにはインドの日常があった。
ふと見上げると雲に覆われた白い月。
世界中が知っている。どこに行っても同じ月。
そのせいなのか、この月をじっと眺めていると、
インドの喧騒ですら聞えない。
静寂がココロを満たす。今この時間が大切だ。
このときの美しい月の写真は持ってない。
最も大切な瞬間は、
感じるより印象強く残せないのだから。

ABOUT THE AUTHOR

関連記事