Chihiro先生のヨガ本 発売記念! 本に関するあれこれ聞きました。

「すべてを手放すゼロ体験で心と身体をリセットあなたは生まれ変わります」―。
クシャナヨガスクールを主宰するChirhiroこと長島千比呂の著書が、3月末に新潮社から発売されました。
そこでどのような本なのかを少しご紹介できればと思い、スクールのインストラクター養成コース(TTC)の卒業生で、新聞記者の顔も持つErikoさんに、Chirhiro先生の生徒の代表としてインタビューしてもらいました。クシャナヨガスクール広報担当。
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Eriko インストラクターとしても、読んであらためて学びが多かったです。

Chihiro 言葉で「ヨガとは何か」を伝えることは、インストラクターにとって、必要な仕事だと思います。
アジャスト(ポーズの調整)の仕方など技術だけではなく、本来は、それが求められている。
自分のところに来たヨガを、また新たに伝えていく役割があります。
この本が参考になり、仕事の一助になれば、うれしいですね。

Eriko 私は、クラスを担当している瞑想について、特に勉強になりました。

Chihiro 瞑想はただじっと座っているだけですが、途中で忘れていた記憶や感情がよみがえったり、白昼夢のようなものを見たりすることがあります。
身体よりも心は目に見えず、漠(ばく)としているので、人に言えず、
不思議な体験だと思い込むかもしれません。
でも、よく起こる現象なんですね。
ポーズの練習で、筋肉痛や、肩などが緊張するのと同じ。
対処法もあるので、事前に知ると安心して瞑想の練習ができて、深められるようになると思います。

Eriko 朝、日の出の96分前が、瞑想に最適の時間というのも驚きました。

Chihiro アーユルヴェーダ(インドの生命科学)では、
ヨガに適している神聖な時間だと言われています。
日が昇れば空気や風が動き、人も気持ちが揺れて、行動を始めます。
音はどんどん生まれてくる。
でも、この時間は、すべてのものがぴたっと止まる、一日の中で静寂に包まれた時間です。
始まりの前の静けさというか。
だからこそ、誰もが寝ているのだと思いますが、
たまたま目が覚めて寝付けないときは思い切って起きてみる。
静寂を体験することが、もしかしたら睡眠よりも、体や心が休まるかもしれません。

Eriko 本ではこうした知識を伝えやすいですね。

Chihiro そうですね。
クラス前にお話することもありますが、スタジオはどうしても体験の場になります。
本ではヨガを知り、学び、深められると思います。

Eriko ヨガの本質を伝える大切さについて、あらためてお聞かせ下さい。

Chihiro 例えば、やせたくてヨガを始めたら、やせた時点で終わってしまう。
それはヨガの恩恵にすぎません。
ヨガの本質は、心の動きを止めることで、「真我」に出会うこと。
この「真我」は、体験や直感を通じた理解からでしか、根本的には分からないのです。

Eriko ヨガを続けていたり、TTCでさらに学ぼうとしたりする人は、恩恵だけではない何かを、感じとっているんですね。

Chihiro そうだと思います。体験や直感を通じた理解から、ヨガを解釈しはじめているのでしょう。

Eriko 私自身も、ヨガを知って生きているのが楽になりました。ヨガの仲間も同じことを言いますが、なぜ幸福感を味わえるのでしょうか。

Chihiro それが体験であり、体感だと思います。

Eriko 本を読んで、本当にヨガに出会えて良かった、幸せだと思いました。

Chihiro そう言ってもらえるのは、本の著者としても、TTCの先生としても、とてもうれしいことです。
「出会えたこと」だけではなく、「出会えたことが幸せ」と言ってもらい、むしろ私が幸せです。

<おわり>

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