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先日、横浜へ出張クラスへ行ってきました。

今回のクラスの対象は、知的障がい者の当事者グループ『KIZUNA』の皆さんでした。
皆さんは、ホームヘルパー3級研修を修了後、自主的な活動を展開されています。

結成以来、ご本人たちが企画し、レクリエーションや学習、交流活動をされています。
⇒ KIZUNAの活動ブログ　『KIZUNAのひろば』 http://blog.goo.ne.jp/kizunakama

今回は、『ヨガ』というテーマで、活動を企画され、講師依頼を受けました。
会場は、横浜市西区福祉保健活動拠点　フクシア　です。

皆さんが、なぜヨガを選んだのか？
それは、リラクゼーションや健康のため、ということでした。

日頃、お仕事をされている方も多く、
ストレスや緊張、疲れが、心身に溜まりがちなようです。

それでも、ほとんどの方々が、ヨガ初体験でした。
「ヨガってなんだろう？」皆さん、そんな疑問とわくわくする気持ちでクラスに参加して下さいました。

ヨガは、日常生活ではしないような様々な姿勢、つまりはヨガのポーズ（アーサナ）
をとることで、身体の様々な部位に刺激が加わります。
その刺激は、身体の感覚を呼び起こさせてくれます。
例えば、身体のコリや硬さなどを放っておくと、いずれ痛みや不調に変わってしまいます。

「疲れているから、休んだ方がいい」とか、
「緊張しているところを、伸ばしてほぐそう」など、
ヨガは、『自分の今』を感じさせてくれ、その対処法や心身のバランスの取り方を教えてくれます。

クラスの中でも、ポーズをとりながら自分を感じることを練習し、
ポーズをキープしている中で、身体に変化が生じるのを実感していきます。

身体を普段動かすことが少ない方にとって、
最初はポーズで感じる刺激を単なる痛みととらえてしまいがちですが、
それは、変化の途中に訪れる感覚です。
穏やかな痛みから、心地のいい伸びや拡がり、開放感へと変わっていきます。
それは、自分で自分を変化させていく、
自分自身の力でより良い方向へと自分を導いているのを体感できます。

自分と向き合い、自分の力で健やかさや笑顔を生みだす、そんな体験を皆さんされていました。

それは、自分の中で起こる素敵な変化です。
言葉や事象を介さない、内側の大きなその変化が、皆さんの中で起こったのを、
素敵な笑顔から感じました。

きっと、「ヨガってなんだろう？」という答えを、
言葉ではなく、皆さんの中で感じていただけたことと思います。

ヨガは、どんな方にも実践していただけます。
それは、ヨガが何も媒介を必要としないからです。
ヨガの本当の体験をしていただければ、言葉を解さなくても、
「ヨガが何か？」その答えが、皆さんの経験の中から生まれてきます。