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Shoji. 【南インド3】 暮らしの欠片を拾い集める
朝、ホテルを出て、カニャークマリ(コモリン岬)へ行く。
ギリシャ、ローマ史書には「聖なるコモリ」と記され、
聖地としての歴史は古い。-地球の歩き方より-
カニャークマリの旅はこちらをどうぞ。
⇒Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.11 聖地カニャークマリ
まずはタクシーを探す。
ホテルのすぐ脇には、人がすれ違うのがやっとの狭い小道。
この道を進めば適当にタクシーを拾えるはず。
裏道に入るといつものビーチ側とはまったく違い、
観光客をつかまえて何かを売りつけようなんてことはない。
ただただゆったりとした時間が流れている。
ふだんと変わらない日常がそこにはあるはず。
カニャークマリへの道中、
少しだけ暮らしの欠片をを拾い集めた。
Dhoti(ドーティー)やLungi(ルンギー)が服装の定番
僕たちがホテルに着いたのは夜だった。
今日1日、確かにそこにはインドの日常があった。
ふと見上げると雲に覆われた白い月。
世界中が知っている。どこに行っても同じ月。
そのせいなのか、この月をじっと眺めていると、
インドの喧騒ですら聞えない。
静寂がココロを満たす。今この時間が大切だ。
このときの美しい月の写真は持ってない。
最も大切な瞬間は、
感じるより印象強く残せないのだから。