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アーユルヴェーダ太陽との待ち合わせ
アーユルヴェーダ(インドの生命科学)では、起床時間は“日の出96分前” が良いとされています。この時間を、「ヴラーフムラフールタ」といいます。この時間は、とても神聖な時間として考えられており、ヨガや瞑想をするのに適している時間といわれています。太陽が昇る 約1時間半も前に起きてみると、同じ場所であっても普段とは違う静寂に包まれた空間のように感じます。だからこそ、集中力が高まり、ヨガのポーズや瞑想がいつもより心地よく感じられるかもしれません。また、ある物理学者の研究では、ちょうどこの時間帯が1日の中で空気中の酸素の含有量が1番増える時間帯という、話しがあるとかないとか・・・(以前に聞いたことのある話なので、不明確で申し訳ないです)
とにかく、この“日の出96分前”というのは、非常に早い!! でも、「そんなに早いのは無理!」という人ほど、一度試してもらいたいです。朝が苦手だった私も、早朝の心地よさを実感して、早起きが少し好きになりました。明け方で未だ暗いけれど、電気はあえてつけないようにします。ヨガをしている間に、少しずつ太陽が昇り空が明るくなる。その太陽、地球の動きを感じながらヨガをする。ヨガで身体と心を気持ちよく伸ばしたら、オイルで優しく身体をマッサジーして、温かいお風呂で温まる。朝食は、いつもの慌しい朝と違い、ゆっくりとその時に食べたいものを考えながら作る。のんびりと食事をして、時間が余れば本を読むもよし、日記を書くもよし、新聞を読むもよし、自分の好きな時間にする。太陽が昇り始める少し前に起きて、ヨガをしながら太陽を待つ。一緒に目覚めた太陽だからこそ、身近に感じ、感謝の気持ちを持って、その日1日を過ごすことができる。私たちの命には欠かせないものだから、太陽が目を覚ます少し前に起きて、地平線から顔を出すのを待ちわびる。昼間は、その温かい光を感じ恩恵にあずかる。夕方、感謝の気持ちでその姿を見送る。こういう自然に感謝できるシンプルな生活が、とても幸せなこと。しかし、現実は難しい・・・。私も毎日、“96分前”に起きて太陽を待っていられるわけではなく、自分の仕事や生活に合わせて、出来るときに出来ることをしています。けれど、太陽との待ち合わせに遅れた朝でも、感謝の気持ちは忘れずにいたいと思います。