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12年間、クシャナと繋がってくださっている全ての皆様に感謝を込めて―
こんにちは、chihiroです。
先週末に12周年の特別WSを開催しました。
スタジオに足を運んでくださった皆様、オンラインでご参加くださった皆様、
そして、12年間クシャナと繋がってくださっている全ての皆様、
本当にありがとうございます。
クラスのライブ配信にて、一部のお客様に音声の不備があり、
冒頭の話が聞きづらいところがございました。
ご迷惑をおかけした皆様、大変申し訳ございませんでした。
長々となりますが、改めて冒頭でお話した内容を書かせていただきます。
今は社会、世界の大きな変化の最中にあり、ゆっくり12年間を振り返ることさえままならない状況です。
緊急事態宣言解除後から、スタジオを段階的に再開して、お客様、会員の皆様が少しずつスタジオに戻ってきてくださるようになりました。
まだ「外に出るのが怖くて…」とやむなく休会を延長されている方々もいます。
この渦中において、それでもやはり「ヨガが必要だ」という信念を持ち、スタジオを開いています。
「こんな時だからこそ、ヨガが助けになることがある」、そう信じています。
コロナがなかった頃には戻ることはできず、【新しい生活】が求められています。
新しい日常、生活、価値観に変わらなくてはいけないことは周知の事実だけれど、
「どう変わるのか?」、その求められている【新しい生活】の正解が分からない。
おそらく、誰にもその答えは、未だ分からないことなのだと思います。
つまりは、暗中模索の中、変化だけを強いられている、とても辛い状況です。
その難局で、私たちの助けになるのが、変化と不変を内に知ることではないでしょうか?
変化に対応するためには、心の柔軟性、寛容さが必要です。
日々のプラクティスの中で、私たちの身体も心も変化していることを知ります。
練習を続ければ、身体が柔らかくなったり、筋力がついたり、相応な変化がやっています。
もちろん、さぼれば、硬くなる、衰える、という結果がやってきます。
良し悪しを考える前に、何があろうと、私たちは常に変化している、ということを知ります。
【昨日の私】と【今日の私】は違うということです。
そもそも、「変わらなくては!」と意気込む前に、常に新しい自分へと変化しているということ。
ヨガで育む感性や自律感覚、自己認知力が、心の自由と拡がりを与えてくれます。
そして、正解や答えが刻々と移ろう中で、一喜一憂しない、揺さぶられない軸を自身の中に感じる。
その内なる不変に、ヨガのプラクティスの中で気がつくことができます。
例えば、毎回のシャヴァーサナ。
どんなに心がざわついていても、シャヴァーサナではいつも変わらず穏やかな自分が横たわっている。
乱れているように見える呼吸でさえ、吸う息・吐く息が交互にやってくる、
その規則正しいさは、何らか変わっていません。
様々な変化のその根底にある、内なる不変。
いつでも、私たちはそこに還ることができるのです。
私たちクシャナヨガも、この【変化】と【不変】の両輪で前進しています。
変化ー、ヨガを伝える新しい手段。
スタジオ休業から、オンラインでヨガを伝える取り組みを始めています。
この数ヶ月、オンラインの動画配信やライブクラス、そしてスタジオでの対面のクラス、と様々な形でクラスを行っています。
それらの新しい取り組みには、たくさんの発見がありました。
はじめは不安や心配も多かったのですが、オンラインのクラスは想像以上でした。
オンラインでも伝わることは多く、時空を共有できること、物質的には存在しないけれど、その瞬間に新たなクシャナのスタジオに参加者の皆さんと一緒にいる様な気にさえなりました。
不変ー、これまでと変わらず、あるがままのヨガを伝え続けること。
古から紡がれてきたヨガを、変えることなくそのまま伝える。
シンプルな様で難しいことです。
真を学び、それに自分たちの色を出すことなく、不純物を混ぜることなく、ホンモノのヨガを伝える。
遥か昔からヨガは師と弟子の結ばれた関係の中で生きてきました。
伝統のヨガとは、生きているもの、と言うこと。
命と命の結びつきの中、互いの生を超えて紡がれています。
面と向って伝えることが憚られる今だからこそ、口伝の大切さを痛感します。
改めて「命を削ったクラスをしていこう」そう思う様になりました。
この先も、クシャナで皆様と不変で結ばれ、変化をともにしながら歩んんでいければ幸いです。
クシャナはいつでも、みなさんと繋がりながら、ここで待っています。