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自分を沐う旅 ―インドリトリートVol1―
インドリトリートを終え、その後 インド北部の聖地リシュケシュなどを旅して、
今日、無事に帰国しました。
スタジオを留守にしている間、
スケジュール変更などで、皆さまに大変ご迷惑をおかけしました。
渡印の際に、いつも暖かく送り出し、迎え入れてくださる
皆さまに、本当に心より感謝いたします。
ありがとうございます。
また、土曜日からレギュラークラス復帰します!
インドリトリートを終え、参加者の方々メールをいただきました。
「ただ楽しいとは違う有意義な時間を過ごせました」
「言葉にできない、そんな大事な時間でした」
「今までの旅行とは異なり、心に沁みた旅となりました」
「ツアーできていたら、こんな経験、感覚はできなかった」
「ヨガをもっと深く学んで、再びあの地を訪れたい」
そんな嬉しい、言葉をたくさんいただきました。
私たち日本人は、もしかしたら、
いつも色んなものを包み隠していることが多いのかもしれません。
謙虚さや、恥じらいなど、日本の文化は、
とても素晴らしいものです。
しかし、時に、それは、感情を押し殺したり、
自分を見えなくさせてしまうことがあるのかもしれません。
インドの人たちは、よく笑い、よく怒り、よく泣きます。
インドのホテルやレストランで、サービスが
行き届いていないと、外国人観光客から卑下されることがあります。
確かに、諸外国から比べれば、その通りだと思います。
その原因は、様々あると思いますが、
そのうちの一つに、彼らが常に“ただの人間である”ということです。
客と提供者という枠を超えて、人間であるということ。
良くも悪くも、肩書きや役割にとらわれず、人として主張をする。
それが、インドのあり方のように思います。
それは、私たち日本人に、衝撃を与えます。
そして、その衝撃は、感情や本心を押し殺していた
自分に気がつかせてくれます。
その気づきは、リトリートをさらに深いものとしてくれます。
リトリートは、自分と向き合うこと。
自分の疲れていること、弱っていること、バランスが崩れていること、
それらに気づき、自分自身で癒すことです。
毎朝のクラスの中で、初日はその内観を深めることを行いました。
スカーサナで座っただけで、身体に違和感や痛み、緊張が生じます。
それは、“嫌なこと”かもしれませんが、
確かに、今 自分の中にあるもの。
そこにある、強張り、痛み、疲れは、
リトリートを必要としているのです。
まずは、それに気がつくことから始まります。
すると、それは普段は目を背けていた“嫌なこと”から、
そこにいる意味、リトリートに参加した意味へと、
自然に変わっていきます。
そして、それらを、快く受け入れることができるようになります。
アーサナの中で、メディテーションの中で、
身体やこころの、リトリートが必要な不調を探ります。
それは、自分自身を労わり、優しい気持ちへと導いてくれます。
日常の中で絡みついた、執着や概念
色なんものを脱ぎ捨てて、自分と素直に向き合うことができたら、
自分の内を沐― リトリートへと繋がっていきます。