自分を沐う旅 ―インドリトリートVol2―

By Chihiro
クシャナヨガ 南インドヨガリトリート2012 Vol.2

自分と素直に向き合うことができたなら、
自分の内にある、疲れや痛み、アンバランスを
優しく受け止めることができたなら、
それらを、自分自身の力で癒すことができます。

緊張していた自分に気がつくと、
その緊張はしぜんに去っていってくれます。

奥歯を食いしばっていたことに気がついたとき、
しぜんにその力は抜け、頬の強張りは緩み、
穏やかな表情へと変わります。

インドヨガリトリート2012 自分を沐う旅 クシャナヨガスクール

インドヨガリトリート2012 自分を沐う旅 クシャナヨガスクール

がんばりすぎていた自分、
先を急ぎ焦っていた自分、
無理をしていた自分、

そんな自分に気がつきます。

〝仕事が終わらない〝
〝時間が足りない、忙しい…〝

そう思い込んでいた自分に、気がつきます。

冷静に立ち止まり、振り返ってみると、
誰も追いかけては来ていないし、
何も攻めては来ません。

本当は、後ろから何も追いかけてきていないのに、
その〝ないもの〝に追い回されて、
焦り、苛立ち、緊張していた自分に気がつきます。

何もないことに気がつけば、こころは静まり、
自然に肩の力は抜け、身体の緊張は和らぎます。

あるいは、誰も自分のことを
〝判断〝や〝評価〝していないことに気がつきます。

確かに、職場では役職や報酬というかたちで、
数値をつけられますが、それは自分自身の評価ではありません。
ただ、行った仕事に対する対価です。

冷静に立ち止まれば、
その目で見える対価=自分の価値ではない、
そのことに気がつきます。

その数値にとらわれて、こころが動揺していたのは
自分自身が、自分を周りと比べて評価していたから
だということに気がつきます。

自分自身で、自分を追い込んでいた
そのラベルから、自分を解放してあげることができます。
解放されたこころと身体は、本来の柔らかさを取り戻します。

リトリートは、そんな体験をもたらしてくれます。

職場を離れ、家を離れ、既存の人間関係から離れ、
役割や責任、名前すら忘れて、
ただの自分に還ります。

全てから切り離されたその環境で、
人は立ち止り、振り返ることができます。

立ち止まってもいいこと、
振り返っても、何も追いかけてこないこと、
過去も未来も、自分のまわりに、ただただ拡がっていること
それは、自分を押すことも、傷つけることもありません。

そんな様々なことに気がつきます。

インドヨガリトリート2012 自分を沐う旅 クシャナヨガスクール

壁や際限のない、自然の中に座る―
自分は、広い場所にいることに気がつきます。

大きく広がる空の下で、深い呼吸をする―
いつでも、自分は自由だということを知ります。

インドヨガリトリート2012 自分を沐う旅 クシャナヨガスクール

大きく手を広げ、伸びやかにアーサナをする―
どこまでも拡がっていく開放感を自分の内に見出します。

力強く足を踏みしめ、大地と繋がる―
今ここに、自分が生きている手ごたえを噛みしめます。

流れる風と、呼吸がひとつになる―
自分がひとりではないことを悟ります。

インドヨガリトリート2012 自分を沐う旅 クシャナヨガスクール

豊かな自然は、私たちに開放とたくさんの気づきを与えてくれます。

人の感情や思考の混じらない純粋な自然の中でヨガをする―
それは、私たちにリトリートの機会を与えてくれます。

〝力を抜く〝
〝緊張を手放す〝
〝自分を苦しめない〝

単純で、当たり前のことのように思える、そんな術を
リトリートでは、体験を通して感じ、学ぶことができます。

力の抜ける瞬間、緊張が和らぐプロセス、
自分で自分を癒す満たされた感覚、

リトリートのシャヴァーサナで、
参加された皆さんは、そんな満たされた表情をしていました。

インドヨガリトリート2012 自分を沐う旅 クシャナヨガスクール

自由が丘(東京)&たまプラーザ(横浜)ヨガスタジオ・ヨガ教室
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