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長島千比呂と行くインドヨガリトリート2015 シヴァラートリー
またまた、インドからChihiroです!
今回のインドリトリート滞在中に、シヴァラートリー(シヴァ神の祭り)がありました。
ヨガでもなじみ深いシヴァ神は、ブラフマン神、ヴィシュヌ神と並ぶ三大神とされています。
ここ、ヒマラヤの麓、ガンガーの流れる、ルドラプラヤグは、シヴァ信仰の強い地でもあります。
近隣には、シヴァ神のテンプルが建ちならびます。
年に二回ある、シヴァ神のお祭りに、丁度立ち会うことができました。
今回、リトリートに参加しているSophieさん。
はじめての、インドの祭りに参加して、その思いを話してくれました。
「寺院入口の鐘の音が、いつも唱えるAUNの音とリンクしました。
その余韻に包まれて向った寺院の中では、女性たちがシヴァ神に捧げる歌と踊りを奏でていました。
それは、エネルギーに満ちた空間で、言葉の分らない私たちにも伝わる何かがありました。
そして、何よりも嬉しかったのが、彼女たちが私たちを温かく迎え入れてくれたこと。
言葉も文化も、宗教さえも越えて、この祭りに参加させてくれたのです。
その後、川の合流点で祈りを捧げました。
始めて体験した、インドでの祭り。神聖さを感じつつも、地元の人たちの暖かさを感じる時間でした。
日本で学び、修練、体験を重ねているヨガ。それらの知識が自分の中の体験として繋がる特別な時間でした。」
インド文化やヒンドゥー教は、カーストや戒律など厳しいイメージが先行しがちです。
私たちの生活からかけ離れているように見える、宗教儀式も数々あります。
けれど、私たちはただそれらを「知らない」というだけかもしれません。
祭りで唱えるマントラの意味、おでこにつけるビンディの意味、みんなで囲む火の意味、
それらは、国境や文化を越えた、人々の願いや思いがあります。
平和、健やかさ、心の平穏など、みんなが互いに思い合い、祈り合うことで繋がっています。
だからこそ、宗教の異なる日本人が、その場所に訪れても、温かく迎えてくれます。
神様への祈りを捧げる神聖な時間。
それは、近寄りがたいような、厳かな、特別な時間のようでありながら、
それと同時に、人々の思い、暖かな心によって創られている温もりの時間。
ソフィーさんの感じた、その二つは、まさに「人と神を繋げる儀式」、祭りそのものだったのでしょう。
そして、二つの川の合流点。
インドの人たちが、その土地を聖地とするのも同じ理由です。
Chihiro