タイヨガマッサージ入門@kSaNa石垣島ヨガリトリートセンター

By Makoto

こんにちは、Makotoです。

現在開催中の、インストラクター養成講座の中で行われているタイヨガマッサージの講義と、オプショナルクラスの「タイヨガマッサージ入門」を行いに、石垣島にきています!

まず、到着して驚いたのは、暑さです!
関東では、寒くなってきているのが感じられ、冬も近づいてきて衣替えが必要かな、と感じていたのに、こちらに来たら、長袖なんて全く必要なかった!太陽の力強い日差しに目を細め、溢れてくる汗に驚いています!

そんな石垣島にきて、ふと思ったのは、気がつくと遠くを見渡していることが多いなー、ということです。
ここには高い建物がほとんど見られず、自然と目線が広がります。
リトリートセンターから見える、遠くの海や、どこまでも続く力強い樹々の緑を眺めていると、すーっと、身体の余計な力が抜ける感覚があり、それと同時に、自分に力が入っていたことを知ることができました。

普段の生活のなかでは、高い建物に囲まれ、何かに集中したり、一生懸命になっていたり、仕事や家事に追われていたり、、、気がつかないうちに、目の前のものばかりに意識を向け、周りに目を向ける余裕がなくなり、視野が狭くなっていたのかもしれません。
もちろん、普段生活している場所や建物が多く建っている場所にも、自然は守られています。しかし、知らず知らずのうちに、それに目を向けたり、意識を向けることができなくなっていたのです。

ここでは、雄大さや広大さを教えてくれる自然が目の前に広がっています。
その自然に包まれる大きな力の中で生かされていることに気がつき、安心感を感じるのかもしれないなと思いました。

身体や心の力みがすーっと抜けたこの感覚は、忘れられない体験です。
この感覚を知ることで、これからはどこにいても、自然に触れられるかもしれません。

今、石垣島の自然を、耳から聞き、風の吹く心地よさ、雨の匂いなど、全身で味わうことができています。

リトリートセンターは、そんな世界(自然)との繋がりに包まれながら、学びを深めらる場所。

石垣島に滞在中の参加者の皆様も、どことなく余計な力が抜けている感じがします。

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今回のタイヨガマッサージ入門は、TTC200時間のオプショナルコースということで、スケジュール的にもタイトなこともあり、はじめは少し疲れが出ている様子もありましたが、互いに身体を委ね、空間全体の空気がゆったりとしてくると、皆様の表情が心地よさそうに変化していく様子がとても印象的でした。

タイヨガマッサージの施術の前後には、両手を合わせる「ワーイ」を行います。

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これは、目の前の相手の健康を祈るだけでなく、現在まで伝えられてきた、「教え」や、それを伝えてきてくれた先人たちにも感謝と敬意を表しているのです。

タイでは、施術する側だけでなく、される側の人も、手を合わせ、一緒に「ワーイ」を行っているところを目にします。

施術される側も、「教え」や「先人たち」に敬意を示し、その教えに身体も心も委ねていくのです。

目の前にいる相手はもちろんですが、その周りにあるもの、伝わってきたたくさんのもの、大きなものに自分を委ねるのだと思うと、それだけでも安心できたり、緊張がほどけてくるのかもしれません。

タイヨガマッサージの始まりは、2000年以上前と言われています。
その頃から、繰り返されている「ワーイ」の姿。
現在、それと同じように「ワーイ」を行い、互いに思いやりながらマッサージをする。
そんなことを思い浮かべると、なんだかとても不思議な感覚になりませんか?

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「思いやり」のタイヨガマッサージは、相手に触れる前から始まっているのです。

参加された方からは、大切にされてきた「思いやり」が、タイヨガマッサージだけでなく、人と接するとき、普段の生活の中でも生かすことができる「教え」であることを、体験を通して感じることができた、とのとても嬉しい声もありました。

古くから伝わってきたものに込められている思いや意味をしり、そこに感謝と敬意を示し、その行為がまたこれからも伝わっていく。
今回、学んだ皆様たちと共に、その流れの一部であれることを、とても幸せに感じることができました。

タイヨガマッサージ入門に参加してくださった皆様、ありがとうございました。

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土曜には、たまプラーザへと戻ります。
これからも、施術の前後に「ワーイ」をし、皆様の緩んだ笑顔を見られることを楽しみお待ちしています。

Makoto

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