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インド独立記念日
8月15日は、インドの独立記念日だ。
長い間続いたイギリス植民地から独立した日。
パレードやフェスティバルなどが各地で開かれ、
皆、国旗を振って、そのパレードに参加する。
また、玄関や窓に国旗を飾ってお祝いする。
私のいる場所は、田舎すぎて、
いつもと変わらず静かなまま。
それでも、部屋の窓に国旗をかざってみた。
数日前に、買い物に街へ出かけた時にもらったもの。
少しでも、インドの独立に勤しんだ人たちへ
思いをはせるために。
この独立に多大な貢献をしたのが、
インドの父と言われるガンジー。
その功績は、世界中で知られている。
非暴力で、独立、自由を勝ち取った。
世界の歴史を見ても、
非暴力で自由を勝ち取るというのは、まれである。
独立戦争、解放運動、クーデターなど、
暴力の末に自由と平和は往々にして成り立っている。
自由や平和というゴール地点は、とても大切なもの。
それでも、そこにたどり着くまでのプロセスも大切である。
そんな考えも、まさにヨガ。
ヨガの求める、静寂や内なる静けさ。
そして、それに到達するまでの修練。
そこには、アーサナがあり、呼吸法があり、瞑想があり、
ヨガのたくさんの教えがある。
そして、自分の国である日本について考えてみると、
日本の歴史も平和的だと思う。
いろんな意見があると思うが…。
近代日本の基盤は、GHQによってつくられたと言う人がいる。
憲法も押し付けられたもの、自国のものではないという人もいる。
日本はアメリカの姉妹国という人もいる。
私も、典型的な日本人のせいか、
そういう意見に対して、
「確かに、そういう見方もあるかもね…」と曖昧に流しがち。
日本人によくあるのが、
にこにこ笑顔で、曖昧な返事をしながら、
気がつくと苦難をすり抜け、結果オーライというケース。
これは、これですごいこと。
周りとのバランスを考えたり、
調和を図ろうとしているということではないかと思う。
自分もまあ幸せだし、皆もまあ幸せそうだし、
と、日本人の大好きな平均をとろうとする。
これ自体は悪いことではないと思うけど、
それを無意識にしたり、自分のためにしてしまうことに問題がある。
平均をとるのは、あくまで自分のためではなく、
人のために、周りのためにとるべきこと。
調和を図るというのは、まさにそういうこと。
周りとの調和の先に、平和や自由や幸せがあることを
文化的に知っている日本は、誇らしいと思う。
海外に来ると、自国のことを考えさせられる。