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先日、あざみ野へ出張クラスに行ってきました。
某電気会社健康保険組合様からのご依頼で、
同社の社員の方々、OB、OGの方々を対象に、
健康事業の一環として、ヨガクラスを実施しました。
ご参加いただいた方々の多くがヨガ初体験でした。

「ヨガで健康を手に入れる」をテーマに、
午前中2時間のアーサナクラス（ヨガのポーズを体験）、昼食後に、
ヨガセラピー講義、呼吸法クラスという流れで、盛り沢山の一日でした。

初めに、意識的に身体の力を緩ませていく
シャバ―サナを練習していきました。
「力を抜く」ことが少ない日常の中で生じる身体の硬さや痛みに気づくこと、
そしてそれを緩めるということは、意外と難しいことです。
参加者の方も初めは「自分の身体なのに、どうしていいか分からなくなった」
という方もいらっしゃいました。
クラスでアーサナを取っていくことで、
だんだんと身体の硬さや緊張の緩み、伸びを深めていかれました。
最後のリラクゼーションポーズ（シャヴァーサナ）では、
皆さま、ご自身の身体を感じ、全身の力が抜けやすくなっていました。

何が原因で身体の不調を感じるのか、
何をしていくとその不調を取り除くことができるのか、
講義の時間にお話をさせていただきました。
参加者の皆さま、とても健康に関心お持ちで真剣に聴いてくださっていました。
多くの方が感じたことのある頭痛や腰痛などの不定愁訴も
ヨガセラピーの考えでは、過度なストレスが原因であると考えます。
過剰なストレスがかかることで心身のバランスが崩れ、
不調和が生まれると考えています。
その不調和を整えるために「自分を知る」必要があります。
今、自分はどのくらいストレスを感じているのか、
何にストレスを感じ、身体やこころはどのように反応をしているのかなど、
自身の内に起こっていることを、受け止めることが必要です。
「自分を知る・感じる力」である自律感覚を養うことで、
治らないと諦めていた慢性的な疲れや痛み、不調和から
心身の調和や安定へと自分を導くことができます。
ヨガのポーズは、身体の不具合を改善し、
呼吸法は、体内の生理的リズムの調和を取り戻させてくれます。

一日のヨガクラスを通じて、アーサナで自分の身体を知り、
呼吸法で自分の内側の感覚に気付いていらっしゃいました。
一日という短い時間でしたが、参加者の皆さまの気づきの先にある
身体の使い方や呼吸の変化を見ることができました。

クラス後のアンケートに「ヨガに触れることができてよかった」という
嬉しい声もいただきました。
そんな風に、人生のどこかのタイミングでヨガとふれあい、自分自身を知り、
楽しさを感じてもらえることが出来たことにとても嬉しさを感じています。

参加者の方は、20代～70代の方までいらっしゃいました。
年齢差はあるものの自分自身の
内側を感じようとする感覚は同じであり隔たりがありません。
少し腕を上下させてみるだけで多くの方が
肩のほぐれや軽さを感じることができます。

どんなことでも感じようとすること、
知ろうとしていくことで、
私たちの心身は様々なことを教えてくれます。
身体、こころのシグナルを日々の忙しさなどで
見逃してしまいがちです。
そのシグナルに気付き、心身のバランスを日々保つことが
未来の健康につながります。

ご参加してくださった方々、今回の企画を主催してくださったご担当者さま、
素晴らしい時間をいただき、ありがとうございました。