Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.10クンダリーニヨガ

By Chihiro

今日は、クンダリーニヨガのお話。
クンダリニーヨガは、よく聞くけど
なかなか深く知るのは難しいですよね。

語源であるKundaliとは、サンスクリット語で“隠された”という意味。
クンダリーニヨガとは、この“隠された”力をリリース、
解放するためのスキームです。

クンダリーニヨガの本を読むと、必ず目にするのが、
シヴァとシャクティです。
シヴァは、アジュナチャクラのある
ちょうど第3の目のあたりに鎮座しています。
そして、シャクティが、この“隠された”力です。
以前に、ブログに載せたムラダラチャクラの上方に、
リンガと蛇のようなものが描かれています。
これが、シャクティの象徴となります。
ムラダラチャクラは、ベースチャクラであり、
一番下に位置するチャクラです。
ここから、ちょうど脊柱を通って、シヴァと統合すると考えられています。
ムラダラチャクラが活性化していないとき、バランスが取れていないときは、この隠された力=蛇は、お休みしています。
一般的に、3回転半リンガに巻きつき、
自分の尻尾を加えて眠っている状態。
この状態は、意識が目覚めていない状態と考えられています。
ヨガで言う意識とは、
単に起きている、眠っているというだけではありません。
無知や何も考えていない状態、あるいは心が動揺している状態も、
意識が目覚めているとはいえません。
無知やこころの変動は、真実を曇らせ、意識を眠らせてしまいます。
この、眠っている蛇を起こして、シヴァのもとまで連れて行くためには、
この意識を成長させていきます。
その意識を成長させるために考えられたのが、クンダリーニヨガです。
その方法は、チャクラと、シャクティはもちろんのことエネルギーの通りみちとされている
ナディにはたらきかけます。
具体的には、アーサナや呼吸法、
メディテーション、聖典を読むなどです。
普段しているアーサナのクラスと少し違うのが、
チャネライゼーションをすることです。
チャネライゼーションとは、チャネル=小川=ナディを浄化し、
そのエネルギーの流れをよくするということ。
それぞれのアーサナに、このチャネライゼーションがあります。
ポーズをとりながら、呼気、吸気で、
それぞれ動くエネルギーの流れ=ナディを意識します。
チャネライゼーションをしながら、ポーズをとることで、
さらにポーズを深めることができます。
身体の変化や、自分のエネルギー、意識の変化を感じながら、
ポーズをとることができます。
このチャネライゼーションは、実に興味深いものです。
チャネライゼーションを知ることで、
各ポーズの意味がわかるだけでなく、自分の身体やこころなど、
内側に対する感覚がクリアになっていきます。

また、チャクラへは主にメディテーションを用いて働きかけます。

チャネライゼーションや、チャクラ、
メディテーションなどについて
詳しくは、またワークショップなどをやりたいと思います。
まだ、帰国まで1ヶ月ほどありますが…。

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